- 2010年2月24日 21:08
- セミナー
福田敏也サンによる、月刊インタラ塾@銀座Apple Storeに行ってきました。
ボクにとっては濃い内容でした。
脳に記憶が定着するには、感情と結びついた時程、良く定着するそうなのですが、
まさに、感情を揺さぶる内容でした。
良いなと思う企画を見るたびに、スゴく単純でシンプルなのに
なぜ気が付かなかったんやろ、って思いますが
それこそ本質を抑えた企画!
商品やブランドのコアな価値をしっかりとおさえているからこそ、
違和感なく心に届くのでしょう。
自分の備忘録の為、以下印象に残ったところ。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
・商品やブランドのコアな価値から逃げないこと。
・ドセンターをしっかりと見つめる。
・広告は2つの「?」
『何をいうの(伝えるの)?』と『どういうの(伝えるの)?』
----------------
■SONY BRAVIA
何を?:Color is Magic.
どう?:銀座ソニービルの照明を、Webで自由にかえられる。
■日清カップヌードル(HUNGRY!)
何を?:お腹がすいたらカップヌードル!
どう?:原始人の腹ぺこ生活。
■サッポロビール(LOVE BEER)
何を?:風呂上がりには、サッポロビール!
どう?:スーパーハイスピード卓球。
(汗のとびやしずくをハイスピードで見せることで、「渇き」を増幅して伝える。)
■adidas(広告CP)
何を?:adidasは全てのスポーツ選手を応援しています。
どう?:夢の視覚化
(オリンピックの風景を日常の練習風景にレイヤーで重ねる)
■国境のない医師団(広告)
何を?:国境のない医師団は、国境を越えて活動している。
どう?:傷ついた肉体(皮膚を縫っている箇所)を使って、国境を表現。
(オリンピックの風景を日常の練習風景にレイヤーで重ねる)
----------------
・「何をいうのか」が太ければ企画は太くなる
・「何をいうのか」が太ければ、「どういうのか」は思いきりのいいジャンプが出来る。
ジャンプのコツは、人間の驚きやワクワクに素直に向き合うこと。
(ドラえもん→人間の欲望のアーカイブ)
-----------------
・ここで、ルパン スティール ジャパン の話
目的:ルパンキャラクターGOODSの売上UP!
ここでは
何を?:盗みは最高のエンターテインメント!
どう?:町中のシンボルを盗む。
で表現。
・各ソーシャルメディアを有効に活用。(足あとを残す為に)
mixi:ルパンアカウント取得
twitter:テキストで
You Tube:ムービーで
Flicker:静止画で
オフィシャルサイトには、全てをアーカイブとして保存。
-----------------
・何を伝えるのかをシンプルにつきつめる。
・商品のコアなバリューななにかを見極める。
・ドセンターのコアなバリューに全てがヒモづくと、ぶっとい企画になる。
最後に質疑応答
まさに同感でしたが、
特にWebの企画は、方法の話に終始しがち。
もちろん方法も大切だけど、
シンプルに、まずは土台の部分が一番大事。
(根っこの部分の周りの部分)
過去の広告コピーを読む。
(過去の知恵のアーカイブ)
もっとシンプルに、何を伝えたいのかをよ〜く考えることが大切です。
そこをしっかりとさせた上でどう伝えるかを考えることで
より、インパクトのあるものに成長する。
(すべてのがしっかりとヒモ付けされる。)
- Newer: UNDERCOVER
- Older: CSS Nite @ GINZA vol.44
Comments:0
Trackbacks:0
- TrackBack URL for this entry
- http://myblo.oops.jp/mt/mt-tb.cgi/32
- Listed below are links to weblogs that reference
- 月刊インタラ塾 第17回「福田敏也プレゼンツ 出張!777塾」 from MYBLO